judge
かわいいはつくれる。
作れるんですよ。わたしは紙の上でだけかわいいを作れる。絵を描いたとき、一番多く受け取ることのできる賞賛のことばは「かわいい」だ。(ありがとう!)かわいいをつくろうと思ったときは、自分が今つかえる技術の中でいちばんかわいいを出せるやり方を選んでやるといい。人間を描くときは間接から先の手足の角度と方向が大事。顔を描くときは目鼻の造作よりも表情が大事。
かわいいを作るのが苦手な人がいる。男の子に多いと思う。どうやったらかわいい絵がかけるんだ?すごいな、といってくれることがある。かれの描いた絵をみて、ほらここの線をもっとまるくするとかわいいよ、などと言ってみるのだけど、どうやらぴんとこないみたい。もしかすると、かわいい/かわいくない について細かいところは良く分かってないのかもしれない。
それを話していて気がついた。わたしはものを見る時、いつもかわいい/かわいくないをジャッジしている。本の装丁を見る時、雑貨を見る時、お店の看板のフォントを見る時、かわいいかどうかジャッジしている。そうやってあつめたかわいいの基準ストックが多分いっぱいあって、それをものづくりの時に使っているようだ。わたしは逆に、男の子の持つ「かっけえ」とか「たまんねえ」のストックを持たない。良くも悪くもjudgementは人によってかたよっている。
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日記:)
今日はdyson開催の川上未映子さんトークショウにでかけてきました!
登壇されたdysonの女性デザイナーの方と同い年であった…
むかしプロダクトデザイナーになろうと思っていたのだけど、その時に出会ったプロデザイナーのキラキラ&バリバリ感を思いだしました。まぶしさよ
今日の川上さんのたたずまいがスーパー素敵だったので描き留めておきます。
色気というjudgementもわたしはまったく持てない。